過去ログ
世捨て人の  
  人を使わず人に使われない人生めざして
 
  AZMA  

相場予想と天気予報


'08.01.09





記事URL

↑次の記事

↓前の記事

記事一覧

庵 HOME


プロフィール
通称:AZMA
真性の中年世捨て人。
極力働かず趣味に生きる 反大衆・脱常識の人生。
株生活を実践中。
詳細プロフィール
サイト案内



サイト内検索

Powered by Yahoo!検索

庵内 Web全体


年明けは一年の相場を占う時期。競馬に競馬評論家がいるように、株式相場にもプロの予想家がいる。エコノミスト、アナリスト、ストラテジスト…、いろいろな専門家がいて、どう違うのかはよくわからない。

相場のプロの予想だからよく当たるかといえば、これがさっぱりである。去年2007年は日経平均株価が11%も下落、これを予想した専門家はほとんどいない。みな相場上昇を予想していた。ヘタな占い師と大差ないのである。
今日、明日の株価すら予測できないのが相場、1年先のことなどわかるはずがないと言える。

相場予想と天気予報、どっちがよく当たるかといえば、天気予報の圧勝だろう。
相場は上昇か下落しかないので、外れると180度ちがう結果になって損害甚大。天気予報の場合、晴れと予報したら台風が来た、なんてことはまずないが、相場では日常的に起こっている。

相場の予想が天気予報と最もちがう点は、予測自体が相場に影響を与えることだろう。
天気予報が天気に影響を与えるということはまずない。(予報が人間活動を変え、それが気象に影響する可能性はゼロではないが。)
大半の投資家は専門家の予測(市場コンセンサス)を参考にするか、または参考にしないまでも頭の片隅に置いて行動するので、意識的にしろ無意識にしろ予測の影響を受けないわけがない。予測通りに株価が動くという意味ではない。トレードは人の裏をかくことだから、予測と逆に動くこともよくある。なにしろひねくれ者ばかりがやっているのだから。

人事は天気より予測がむずかしい。相場はプロにも予測できない。ではシロウトは株で勝てないのか。
気象データを持たないシロウトが気象庁の予報官に勝つのはムリだが、個人投資家が株の専門家にまさることは不可能ではないと思う。相場は経済の理論通りには動かないからだ。また、株で儲けるためには必ずしも相場を予測する必要はないということもある。そんなわけで株はシロウトにも勝つ余地がある。



記事URL

↑次の記事

↓前の記事

記事一覧

庵 HOME



Copyright(C) 2008 AZMA
inserted by FC2 system