俳優の押尾・矢田なにがし夫婦の第一子の名前が公表された。その名も「りあむ」。
ああやっちゃったなーという感じである。親を見るとだいたい予想はついたけど。この子が社会人になって「りあむです」と名乗ったら必ず聞き返されること請け合いだ。
先日、元モー娘。の辻・杉浦夫婦が第一子につけた名前が「希空(のあ)」。だれも読めない。周りの親族で止める者はいなかったのかな。
子供に思い入れが強すぎて妙な名前をつける親がいる。名前の妥当性について自治体や国はもっと介入していいと思う。だれが見てもヘンな名前、読めない名前はどんどん却下すべし。親にまかせてはいけない。これは子供の人権問題なのだ。だれでも普通の名前をもつ権利がある。
わが子に「悪魔」と名づけようとして役所が受理しなかった話は有名だが、市役所が正しく対処した例として評価できる。のちにこの父親は覚せい剤で逮捕され、悪魔は自分だったというオチがつく。
凝った名前は100%親の自己満足。そんな名前をもらってもだれも得をしない。子供も社会も迷惑する。人間は名前じゃなくて中身だ。名前は平凡で充分。
名前に使えるのは常用漢字と人名用漢字。その人名用漢字を増やせという意見があるが、ボクは大反対。これ以上漢字を増やせば妙な命名がエスカレートするだけだ。
ボクが命名するなら、名前の条件はだれでも読めること、一通りにしか読めないこと、説明しやすい字で、画数が少なく書きやすいこと。条件を満たすのはカタカナだ。ヒロシやイチローで充分だろう。
親バカというかバカ親というか、子供に妙な名前をつけるのはヤンキーやモラルのない人間に多いという。そういう名前をDQN(ドキュン)ネームというそうだが、ネットで実例を見たら笑えなくなる。
亜公姫(あくび)、未来(みいら)、羽姫芽(わきが)、麻楽(まら)、世歩玲(せふれ)、亜菜瑠(あなる)・・・(*)。ここまで来ると社会問題である。
親というのは基本的にバカなのだという前提に立って、命名のガイドラインが必要ではないか。
* : サイト『DQNネーム(子供の名前@あー勘違い・子供がカワイソ)』より。
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