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真性の中年世捨て人。
極力働かず趣味に生きる 反大衆・脱常識の人生。
節約生活・シンプルライフ実践。
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日本の空が破綻した日

2010-02-25 Charles

般若心経、278文字。大乗仏教の心髄を説いた経典で、「空」の思想といわれる。
この経典が日本航空の没落を記したものであることを庵主は初めて発見した。一部を紹介しよう。「空」とは日本航空をさすと考えられる。

 観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。

「ぼさっとしても観光が自在にでき、腹が満たされた時、五大陸すべてに日航機が輝いて見えた。苦難は一度きりしかなく、利子は捨てるほどあった。」

これはJALの絶頂期を表している。年金の運用利回りも高かったようだ。

 是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。

「ここに国交相はもろに言う。日航は不世出にして不滅なり。不浄で垢ぬけない経営といえども、資産は増えも減りもしないだろう。」

簡単にいえば、前原大臣は日航を救済する道をえらんだというのである。

日航社員の平均年収 874万円。OB社員の平均年金は、厚生年金が23万円、企業年金が25万円、合計48万円。
日本に48万円という高額な年金があったんだ。
再建のために企業年金を3割カットしても、受け取り額は40万円! どうよ、これ。

会社の資産を食いつぶしてこしらえた8000億円の借金。
海外ではスタッフが時給1,000円で働く航空会社もある。そういう経営努力をおこたって殿様商売を続けてきた日航。その責任の一端はとうぜんOB社員にもある。

いま日本航空を税金で再建すれば、いずれ投入資金は回収でき、長い目で国民の利益になる。損して得とれ、だ。それはわかる。が、それは資本主義ではない。自由主義経済の敗北である。とまでは言わないが、世論はもう少し抵抗してほしいものだ。

結局、OB社員の年金は3割カット、現役社員は5割カットで決着するようだ。

なかでもいちばん負担の度合いが大きいのは、株券が紙クズになった株主だ。これはなぜかというと、経営について最高の権限をもつのが株主であるという建前だからだろう。放漫経営をゆるしたのも、経営陣の首をかえなかったも株主の怠慢というわけだ。

破綻した会社の社員が 「ボーナスくれ」 とか 「年金よこせ」 と言えるのは、経営にたいした責任を負っていないからだ。
やっぱりやるなら、責任の重い資本家より責任のない労働者にかぎるね(?)。

さて、般若心経にもどると、続きはこうなっている。ただならぬ予言が記されているのだ。

 是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意…

空中事故あり、日航は色を失い、受験生・思想家・行楽客・識者が亡くなり、その眼・耳・鼻・舌・肉・胃は失われ・・・

空中事故が何をさすのかは定かではない。


参考資料
般若心経 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%AC%E8%8B%A5%E5%BF%83%E7%B5%8C


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