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世捨て人の  
  人を使わず人に使われない人生めざして
 
  チャールズAZMA  


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通称:チャールズAZMA
真性の中年世捨て人。
極力働かず趣味に生きる 反大衆・脱常識の人生。
節約生活・シンプルライフ実践。
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前転ができる部屋

2010-03-01 Charles

1年前まで、わが家はかなりの散らかりようだった。

当時は株をやっていた時期で、トレード研究は寝食をわすれて集中しないとできないので、部屋を片付けるひまがない。

居間には引っ越し荷物のダンボールが開梱もせずに積んだまま。
その隙間をぬって歩くので、いつもカニの横歩きだ。ここで前転なんかしたら、ぶつかっていろんなものが落ちてくるだろう。そこで思った。
「前転ができる部屋にしたい。」

春になり、トレードから手をひいて時間ができたこともあり、一念発起して部屋の片付けを始めた。

片付けで大事なことは、一にも二にもいらないモノを捨てること。三、四がなくて、五に捨てる・・・。整理や収納を考えるのはずっとあとだ。

むかし読んだ本。各種の書類。10年、20年前の領収書もたくさん捨てた。
ビデオテープ、カセットテープを大幅に削減、8ミリテープ、スライドフィルムはすべて捨てた。
どうしても捨てられない雑誌や写真はスキャナでパソコンに取り込む。
着なくなった衣類。一部はバイク掃除のウエスにまわし、残りは廃棄。

分別ごみ。近年の細かいごみ分別ルールはモノが片付かない大きな原因だ。30個ほどたまったスプレー缶はまとめて穴を開ける。

よけいなものは買わない主義の庵主だが、それでも長年蓄積した不要なものがなんと多いことか。

よくドラマでは、家人とケンカしてタンスの中身をボストンバッグに詰めて家出するシーンがあるが、どんだけ荷物少ないんだよと思う。浜田ブリトニーじゃあるまいし。ホームレスだってそんなに身軽じゃない。

しかし、自転車で日本一周したとき、ボクは自転車に積めるほどの生活用品で1年以上暮らしていた。人はトランクひとつでも生きられるのだ。

さて、毎日時間を見つけて少しずつモノを捨て、3ヶ月で荷物を3割ちかく減らすことに成功。まるでべつの部屋になった。
(片付ける前と後の部屋の写真を撮ったが、パソコンのトラブルで画像が消失して見せられないのが残念。)

ついに部屋のなかで余裕の前転ができるようになった。仕切りのふすまを開ければ、飛び込み前転も可能である。

それ以降も、シンプルライフをめざして家財を減らしていった。さらに2度の引っ越しを経て、いま現在の庵はどうなったか。
まだまだムダなものはあるけど、部屋の広さに比べてモノは少なめで、がらんとしている。
仕切りの戸を開ければ、側転から1/4ひねりのバクテンが可能(!)である。

新しい人生は捨てることから始まる。
アナタの部屋、前転できますか。



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