最近イラクで起こった人質事件のせいで、左翼が大嫌いになってしまった。左翼と見るや罵倒せずにはいられない。
この人質事件で、登場人物に左寄りの人が多かったこと、インターネットで左翼の主張を読んだこと、マスコミの左寄り報道に長くさらされたことなどが原因のようだ。左翼の正体が見えてしまったのである。ボクだけだろうか。
ボク自身は右翼から見れば左翼に見え、左翼から見れば右翼に見えるかもしれない。が、ボクは右翼でも左翼でもない、ただの無欲な世捨て人。政治にはまったく関心がない。もともと右翼は大嫌いだったが、ここに来て左翼も同じくらい大嫌いになった。左翼の主張を聞くとヘドが出る体になってしまった。困ったなー。
● 反戦平和
…を主張するのは左翼の大きな特徴。最近のボクは反戦平和と聞くとムシズが走る。
左翼、いわゆる平和主義者は戦争反対、核兵器反対、軍拡反対。もちろん憲法9条改正には反対。自衛隊は違憲であり、反米、反日米安保を唱える。Love & Peaceを掲げ、戦争しなければ平和でいられるというジョン・レノン的短絡思想の持ち主である。
戦後日本は平和だったでしょ?戦争を放棄したからです。平和のためには軍隊もミサイルも戦車も要らないのです。アメリカに追従してはいけません、という。
日本の平和が米軍に守られている現実などまったく目に入らず、吹けば飛ぶような理想論ばかりふり回す。理想郷に住むピーターパンのような連中である。
「人間の楯」などと聞くと、腹立たしさを通り越して吹き出してしまう。ジュラルミンの楯に頭と手足が出たバカの姿が浮かんでしょうがない。そんなにイラク市民の命が心配か?日本人だって毎年交通戦争で1万人近く死んでいるのだ。人間の楯なら道路に寝そべってみろ。
ああ、また意地悪なことを書いてしまったなー。
● 平和主義者とテロリスト
…、一見両極端に見えるこの二つは極めて近い関係にある。イラク情勢を見ればよくわかる。平和主義者の敵はアメリカ。アメリカの敵はテロリスト。「敵の敵は味方」という公式に当てはめれば、平和主義者はテロ支援者ということになる。現実はまさにそうなっている。去年から庵の『AZMAのささやき』(現『多事暴論』)でも「平和主義者はテロを支援するな」と何度か書いている。
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イラク人質事件では、人質の家族や市民団体は誘拐犯である武装グループを擁護し、自衛隊を送った政府を批判。犯人は悪くない、悪いのは救出しようとする日本政府だという妙な論理を展開した。
結局、人質(ボランティア活動家、フリーライター、ジャーナリストら)は武装グループと利害が一致する“同士”とわかって殺されずにすんだ。平和主義者とテロリストが意気投合したようなものだ。
平和主義者がテロリストを批判したのを聞いたことがあるだろうか。ボクは一度も聞いたことがない。平和主義者は米軍の攻撃でイラクの子供が一人でも死ねば大騒ぎするが、自爆テロでイラクの園児が16人殺されても何も言わない。左翼は一貫してテロの原因を作ったアメリカが悪いと主張する。まさにテロリストの代弁者である。
NGOもジャーナリストも反戦活動家も、みな反米テロの支援者と考えてよい。イラクではテロにより多くの軍人や市民が命を落とし、復興は混乱を極めている。この状況に一番喜んでいるのは反戦平和の連中だろう。
また悪口言ってしまったなー。いけないボクである。
● 反体制というサガ
…も左翼に一貫した特徴である。政府のやることなすことすべて悪であり、民間人は常に善という発想だ。イラク復興支援では、NGOやボランティアの支援は善で、自衛隊の支援は悪だと決めつける。
左翼の連中は「人権」が何よりも大好きである。エイズ問題では一貫して人命より患者の人権擁護ばかり主張、おかげでエイズ感染者は着実に増え続けている。
左翼は盗聴法、暴力団対策法、住基ネットにも反対。理由?理由なんてない。体制にはひらすら反対するのが彼らのサガなのだ。
彼らはもちろん死刑制度には大反対。犯罪被害者には冷たいが、加害者の人権侵害には敏感なのも左翼の特徴。死刑囚には必ず左翼の支援グループができる。本当に困っているのは被害者なのに。
左翼とは、やたらに知識と理論をふり回すが、知恵や判断力は小学生並み、二言目には人権侵害とのたまい、すぐにプライバシー保護、言論の自由を主張したがる連中である。“バカの一つ覚え”の意味を知りたければNGOや市民団体のホームページを見ればよい。ああ、またひどいこと書いちゃった。
この左翼嫌悪症、もう一生治らないんだろうな。このままじゃボクは右翼のコワイおじさんと思われてしまうじゃないか。どうしてくれるんだ。
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